眼精疲労の原因

眼精疲労は目の周りの神経や筋肉の疲労によって起こります。人間が目で物を見るときに、ピントを合わせるために毛様体筋という筋肉を収縮させて水晶体の厚みを調節するのですが、長時間物を見続けたりするとこの筋肉が常に緊張状態になり疲労が起こります。毛様体筋に蓄積した疲労物質が血管や神経を圧迫して、細胞の働きが低下し、あの目がショボショボする、かすむ、充血などの症状が出てくるのです。仕事などでどうしても何かを見続けなければならない場合でも40分〜50分に1度くらいは10分ほど目を休ませてあげましょう。眼精疲労の原因にはこのような疲労とは別に、結膜炎や角膜炎、緑内障、さらには自律神経失調症や更年期障害など眼精疲労を引き起こす別の原因が潜んでる場合も多いようです。思い当たる節がないのに眼精疲労がひどい場合は、疲れ目と安易な判断はせず、眼科を受診されることをお勧めします。

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眼精疲労対策

眼精疲労を訴える大半の人は悪い生活習慣が原因になっていることも多くあります。目をいたわる生活を心がけることが大切です。いつも同じ距離ばかりを見ていると目の周りの筋肉に偏った緊張を与えてしまうことになりますし逆に視距離に差があるのものを頻繁に見ることも目の回りの筋肉に極度の負担となります。眼精疲労を予防するには遠近を程よく見ることとバランスよく目を使うことが大事といえます。現代社会ではなかなか難しい部分もあるかもしれませんが休み時間にはちょっと外に出て緑を見ることも目をリラックスさせるには効果的です。眼精疲労にはマッサージやツボ刺激なども効果的です。眉頭あたりにあるさんちくというツボやその下のちょうど目頭から鼻に向かって斜め上あたりにせいめいというツボがあります。あまり力は入れすぎずやさしく刺激してみてください。少しはすっきりすると思いますよ。

眼精疲労解消法

眼精疲労には休息が一番の特効薬になりますので、パソコンの作業や、細かい文字などを見続けるときは目を閉じたり、少し遠くを見たりするだけでもいいので必ず休憩をとるようにするといいでしょう。ここで疲れ目に効く食べ物をご紹介します。まずうなぎ、レバー、小松菜、ほうれん草、春菊、チーズなどに多く含まれるビタミンAは目の粘膜を作り、正常な働きをさせる効果があります。豚肉、うなぎ、レバー、枝豆、大豆などに含まれるビタミンB1は目の筋肉の疲労を防ぎ、癒す効果があります。またうなぎ、レバー、サバ、サンマ、カレイ、イワシ、牛乳、卵、納豆など含まれるビタミンBには目の機能を活発にする効果があります。サツマイモやブロッコリー、キャベツ、じゃがいもなどに含まれるビタミンCは毛細血管を強くして、目の充血をとる働きがあります。食生活の偏りは眼精疲労の悪化にもつながりますので食習慣から見直してみてください。

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